気温が上がるこれからの季節、大切な家族であるペットを見送る際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。そのひとつが「ご遺体の冷却」です。

動物の身体も人と同じように、亡くなった後は時間とともに変化が始まります。特に気温が高いとその進行が早く、ご遺体の状態が傷みやすくなります。できるだけ安らかな姿で送り出すためには、適切な冷却処置が欠かせません。

まずは冷却が不可欠です

冷却の方法として一般的なのは、保冷剤やドライアイスを使うことです。保冷剤はご家庭でも手軽に用意できるため、まずは応急処置として活用できます。体の下にタオルを敷き、その上に保冷剤を置き、特に胸やお腹など体温が高かった部分を中心に冷やすようにします。

ドライアイスが用意できる場合は、さらに効果的です。ただし直接皮膚に触れると凍傷の原因になりますので、必ず布などで包んでから使用してください。また、室温が高い部屋ではエアコンで温度を下げることも効果的です。

young pomeranian and birman kitten in front of white background

冷却の目的は、ご遺体の状態をなるべく保ち、ご家族がしっかりとお別れの時間を持てるようにすることにあります。葬儀の日時までのあいだ、落ち着いて見送る準備を整えるためにも、冷却はとても大切なステップなのです。

当社では、夏場の葬儀に向けた冷却用のアドバイスもご提供しております。ご不明な点があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。最後のひとときを、できるだけ穏やかにお過ごしいただけるようお手伝いいたします。