ペットの遺体の安置方法
大切なペットが亡くなったとき、突然のことでどうしていいかわからなくなることがあります。まずは深呼吸をして、落ち着いて行動することが大切です。ここでは、ペットの遺体を自宅で安置する方法をわかりやすくご説明します。

① 体を清めてあげましょう
ペットの体をやさしく拭いてあげましょう。ぬるま湯に浸したタオルや濡れティッシュなどで、毛や体の汚れを拭き取ります。口やお尻から体液が出てくることがありますので、清潔なガーゼやティッシュでやさしく拭き取りましょう。
② 涼しい場所に安置する
亡くなった直後から、体は少しずつ変化していきます。できるだけ早く、涼しくて直射日光の当たらない場所に寝かせてあげてください。エアコンの効いた部屋や、北側の部屋などが適しています。夏場は特に気温に注意が必要です。
③ 保冷剤などで体を冷やす
体の傷みを遅らせるために、保冷剤や氷をタオルに包んで、お腹の下や頭のまわりなどに置きましょう。氷を直接あてると皮膚に悪影響があるため、必ず布で包んで使用してください。小型犬や猫であれば、保冷バッグや発泡スチロールの箱を使うと安置しやすくなります。
④ 姿勢を整えてあげる
亡くなってすぐであれば、体はまだ柔らかいことが多いです。足を折りたたんで丸くなるような自然な姿勢に整えてあげると、見た目にも安らかになります。時間が経つと体が硬くなる「死後硬直」が始まるため、なるべく早めに行いましょう。
⑤ タオルや毛布で包む
安置する際は、ペットの体をタオルやお気に入りの毛布で包んであげると、安心感があり、見た目も穏やかです。体の下にペットシーツを敷いておくと、万が一体液が出ても安心です。

⑥ 最後のお別れの時間を
家族みんなでお花や写真、お手紙などを添えながら、静かにお別れの時間を過ごしましょう。無理に急ぐ必要はありません。お別れが十分にできたら、葬儀や火葬の手配を進めましょう。