キチンとお別れをすることも大切です
大切なペットが天国へ行ってしまった喪失感はすごいと思います。
そんな時、心配してくれている人から
「そんなに泣いていると、ペットちゃんが悲しむよ」と
言われることがあるかと思います。
しかし、何年も一緒に暮らしたペットは家族であり、
そのペットとの別れに対して悲しんだり苦しんだりするのは
ごく自然で正常な反応です。
ペットロスはペットと共に暮らした人には
誰にでも起こることなのです。
ですから、ペットロスとはどのような症状なのかを知り、
重症にならないように手立てを講じておきたいものです。
ペットロスによる心身的な変化
ペットロスになると様々な変化や症状がおこることがあります。
精神面として
・不安
・集中できない
・落ち着かない
・悲観的
・罪悪感
・孤独感
・パニック
・幻覚
身体面として
・涙が止まらない
・食欲不振
・過食
・不眠
・下痢
・便秘
・吐気
・腹痛
・頭痛
・頭が重い
・肩こり
・しびれ
・めまい
・難聴
・倦怠感
・やる気が起きない
・じんましん
など、様々な症状が現れる可能性があります。
これらの症状は時間がたつにつれ軽くなってくることが多いですが、
おさまらない場合などは、病院で診てもらうかカウンセラーに相談しましょう
ペットロスを乗り越えるための5つのステップ
大切なペットとのお別れに対して、飼い主は一般的に
否定→交渉→怒り→受容→解決
以上のステップを踏むと言われています
①否定
大切なペットを失ったとき、「まさか」や「うそ」など、
現実を否定する言葉が沸き上がります。
これは精神的なショックから逃れるために起きる自己防衛本能です。
この「否定」から抜け出すには時間が必要で、
短い人は数時間、長い人は数日かかることもあります。
何か月もかかることはありませんが、
現実を直視するのにそれなりの時間が必要となります。
②交渉
「交渉」とは、飼い主が望むような状態になることを願う時期です。
「どうかこの子を生き返らせてください」
「神様、この子の病気を治してください」
この交渉の相手は神様やペット自身となることが多いです。
③怒り
「怒り」とは、ペットが亡くなってしまったのは誰々が悪いからだ、
誰かのせいなのだと思い込む段階です。
怒りの矛先は獣医であったり家族であったり自分自身であったりします。
「私がリードを外したばかりに、犬が道路へ飛び出してひかれてしまった」
「もっと早く病院へ連れて行ってあげればよかった」
など、自分に対する怒りは後悔となって尾を引くことがあります。
④受容
「怒り」がおさまった後に、ペットとのお別れという事実を理解し
それを受け止められるようになります。
これが「受容」ですが、現実を受け入れたからといって
悲しみや苦しみが消えるわけではありません。
喪失感を埋めることができず、より一層の悲しみを味わうことになる場合もあります。
この悲しみは一生続くものではありませんが、
ペットロス体験者が心の痛手から立ち直るのに、
平均として10か月ほどかかるのが平均的だといいます。
⑤解決
悲しみが薄らいで立ち直るのが「解決」です。
これはペットのことを忘れ去るということではなく、
ペットとの生活を良い思い出として、心身の健康を取り戻し、
普通の生活を送れるようになることです。
悲しみが薄らいで普通の生活をすることを
「ペットに悪いのではないか」
「自分は冷たい飼い主なのではないか」
と、罪悪感を抱く人もいますが、そのように思う必要はありません。
いつか悲しみが薄らぎ、次のステップへ進めることが「解決」だからです。
ペットの死を経験した人には
「ペットの死を見るのは嫌だから二度と飼わない」
「前に飼っていたペットに悪いから、新しいペットは飼わない」
という方もいます。
ペットの寿命は総じて人間の寿命より短く、
飼い主はペットの死を看取らなければならないのです。
ペットの寿命を否定するのではなく、
短くてもペットが私たちに与えてくれた素晴らしい生活に感謝し、
ペットの死を安らかに受け止めたいものです。
ペットロスの悲しみに対処するために
ペットとのお別れの悲しみに対処するために2つの作業が必要と言われています。
1つはペットの死を受け入れること。
もう一つは別れによって生じる感情や生活の変化とうまく付き合うことです。
人が亡くなった場合(その家庭の宗教によって異なりますが)、
お通夜、お葬式、初七日、四十九日、新盆、一周忌など、
親しい人たちが集い、故人を偲んでくれます。
ペットの場合は、そのように一緒にペットの死を偲ぶ機会が少ないため、
悲しみが長引くこともあるそうです。
ペットとのお別れで引き起こされる悲しみを自分だけで抑えることが難しい場合、
他の人に救いを求めることも大切なことです。
天国への扉にできること
わたしたち「天国への扉 ペットメモリアル福岡」では、
ペットとのお別れをサポートさせて頂きます。
お別れのセレモニー(お葬式)、火葬、お骨上げ、納骨を通し、
飼い主様が少しでも早くペットロスの悲しみから立ち直るお手伝いをさせていただきます。
「ちゃんとお別れをして、供養をしてあげた」と思えることも
ペットロスから早く立ち直ることに必要だと考えるからです。
飼い主様によって、望む形の別れの仕方は異なってくるかと思います。
わたしたち「天国への扉 ペットメモリアル福岡」では
「たくさんのお花でお見送りをしたい」
「思い出の場所でお別れをしたい」
「家族全員が集まってからお別れをしたい」
など、飼い主様のご要望にできるだけ寄り添いたいと考えます。
何なりとご相談いただければ幸いです。
2022年05月10日 15:50