ペット火葬 自治体と火葬業者の違いとは?
ペット愛好家にとっては、ペットは家族同然の存在。ペットが亡くなった際は、丁重に見送ってあげたいと思われる方が殆です。
ペットが亡くなった時に利用するのがペット葬儀社ですが、実は各自治体でもペットの火葬を対応しています。
ペット葬儀社と自治体での火葬にどんな違いがあるのか、ここではペット火葬 自治体と火葬業者の違いについて分かりやすくまとめましたので良ければ参考にしてください。
今回は、自治体と火葬業者のペット火葬の違いについて紹介させて頂きます。
ペット火葬とは?
まず、根本としてペットの火葬とはどのようなものか知らない方のために、ペット火葬についてご説明していきます。
ペット火葬とは文字通り、亡くなったペットの遺体を火葬し供養することです。
こう聞くと人間の葬儀と同じようなイメージを持たれる方が多いかと思いますが、ところどころ違うところがあります。
まず、他のペットと一緒に火葬をする「合同火葬」、個別に火葬をする「個別火葬」といった2種類があるという点。
次に、遺体を葬儀場にもっていく通常の形とは異なり、自宅まで訪問して火葬してくれる「訪問火葬」があるという点。
大きくこの2点がペットを火葬する際に人とは違う点として挙げられます。
これらの違いを踏まえた上で自治体と火葬業者のペット火葬の違いについてみていきましょう。
自治体と火葬業者のペット火葬の違い
自治体と火葬業者では、対応に大きな違いがあります。
まず、自治体は行政機関であることから法に沿った対応をします。
法とは装置みたいなもので、部屋の電気を付けたい時はスイッチを押すと電気が付くといったように、この時は、こういう対応をするといったように基本的に一律で決まっています。
そして法律の話しになりますがペットの死骸は「一般廃棄物」として定められています。
「一般廃棄物」とは簡単な言葉に言い換えるとゴミになります。
なので自治体は「一般廃棄物」として取り扱うということを念頭に置いて下さい。
考え方
自治体・・・ペットの死骸は「一般廃棄物」として対応します。火葬も後が残らないように焼却処分になります。
火葬業者・・・飼い主の希望に寄り添い、ペットを供養する形で対応します。
火葬のやり方
自治体・・・ペットの死骸は、野生生物の死骸や、他のペットの死骸と共に合同で焼却されます。
火葬業者・・・個別火葬など、飼い主の希望に沿ってやり方を選べます。
遺骨
自治体・・・廃棄物を出来るだけ残さないため、高温で焼却するので遺骨が残りません。
火葬業者・・・遺骨が残る適温で火葬し、人と同様に遺骨の拾い上げ、遺骨の返還など行ってくれます。
受付時間
自治体・・・自治体は役所と同様の時間なので平日のみや17時以降は対応不可。
火葬業者・・・探せば365日24時間、火葬に関する相談を受け付けてくれる業者が多数います。
費用
自治体・・・ 3,000~5,000円程度
火葬業者・・・プランによって異なるが1万円を超えるところが殆だと思って下さい。
以上がそれぞれの違いになります。
自治体の対応にいい気持ちを覚えない人が多いかと思いますが、対応の仕方が一律で決まっているので、決して自治体が悪いということを言いたいわけでありませんのでご理解下さい。
また、自治体は地域ごとによって対応がことなりペットの死骸も法律上はゴミだが、実際にはゴミ扱いしないよう工夫しているところばかりです。
対する火葬業者は、売上を出す為にビジネスな側面から飼い主の希望に寄り添うことで依頼を貰うようにしているという点もあります。
どちらが良い悪いという話しでは無く、対応の違いだけに目を向けて頂けると幸いです。
自治体と火葬業者で迷ったら
ペット火葬にあたり、自治体と民間の火葬業者どちらを利用するか選び兼ねてる方へ、簡潔に絞り込めるように大事なポイントをまとめました。
- 料金重視 - 安く抑えたいなら自治体へ。
- 個別葬儀を行いたい - 必ず個別葬儀を行いたいなら民間の火葬業者へ。
- 土日に葬儀を行いたい - 土日に葬儀を行いたいなら民間の火葬業者へ。
- 遺骨を引き取りたい - 民間の火葬業者へ。
ペット葬儀の際に、よく挙げられる希望をポイントとしてまとめました。
これらのどれを重視するかで自治体か民間の火葬業者を選ぶかを決めるのも1つの手です。
何に重きを置くかを選別して利用先を決められて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、自治体と火葬業者のペット火葬の違いについて紹介させて頂きました。
ペット火葬火葬の自治体と民間の流れや費用についても両者のメリット・デメリットを解説させて頂きました。
いろんなサービスに言えることですが、民間業者の方が自由度が高く、サービスも充実しています。
対する自治体は費用が大幅に安いという利点があります。
亡くなったペットの最後の見送りに金銭的なことをいうのは野暮なことかもしれませんが、人間やペット問わず、葬儀というのものは執り行う回数が多くはないため、費用を含めて不安に思う点、疑問に思う点は幾つも出てくるものです。
両者のメリット・デメリット、それから自身の経済状況と照らし合わせて、どちらを利用するか後悔の残らない方をご選択されて下さい。