犬・猫の平均寿命は?
ペットを飼っている飼い主なら誰もが、ペットとずっと一緒にいたいと思うものです。
しかし人よりも犬・猫の寿命が短いという事実で、残念ながら変えることができません。
ここでは犬・猫の平均寿命について分かりやすくまとめましたので良ければ参考にしてください。
今回は、犬・猫の平均寿命について紹介させて頂きます。
犬・猫ともに、平均寿命は伸び続けている
昔の記者の記憶ですが犬・猫は、10年以上生きていると「長生きだね」と言われていたような気がしますが、今は当たり前の様に10年以上歳を重ねている犬・猫が多く見受けられます。
この平均寿命が伸びている背景をみてみましょう。
ワクチンの普及
昔は、寄生虫や感染症などで命を落としてしまう子が多かったですが、近年ではワクチンや駆虫薬も豊富になってきたので、これらが原因で命を落とす犬・猫が激減しています。
医療の進歩
人間同様、獣医もどんどん進歩していってます。
昔ではなかなか発見が困難だった病気も最新の設備で早期発見できたり、難しい病気や怪我も治すことが出来るようになったのも寿命の延びてる理由でしょう。
飼い方の変化
近年「ペットは家族の一員」という意識が周知されています。
それによりペットを室内飼育するのはもちろん、健康的な食事や、動物種の生態への理解を深める飼い主が増えています。
細かに挙げれば、他にも色々な要因があるとは思いますが、これら昔と比べて大きく向上したと思います。
挙げた事柄すべてが今でこそ当たり前の様に思えますが、一昔前はそうではありませんでした。
獣医療の発達、ペットフードの改良、飼い主の意識の変化などが高まりペットが長生き出来る環境が作り出されています。
犬・猫の平均寿命
結論から【犬の平均寿命は14歳】、【猫の平均寿命は15歳】ぐらいになります。
この情報は一般社団法人ペットフード協会が実施している「犬猫飼育実態調査」によるものです。
犬や猫の寿命は人間の寿命と比べると短いですが、それでも10年以上寄り添って一緒に生きていけるのはとても嬉しいことですね。
「ペットは家族の一員」という意識を持つ飼い主が増えてきて、医療やペットフードの改良がなされて人と長く生きることが出来るようになったペットですが、長生き出来るというのは当然嬉しいことですが人間側に課題もあります。
それはペットの老化です。ペットの老化現象は7~8歳頃から見られ始めるといわれており、犬・猫共に寿命の半分がシニア期になります。
人間で例えるなら60歳~100歳以上の間といった感じでしょうか。
年齢による老化は生物として仕方の無いことです。加齢に伴って体の機能や防御機能が低下してくるので徐々に飼い主の介護の手が必要になってきます。
老化サインを幾つかご紹介します
視力の低下起
目が見えなくなるサインとして、壁や物へのぶつかる頻度が徐々に増えてきます。
また、段差を嫌がる(怖がる)ようになるので、年齢を重ねてこれらの症状が見えるようになったら気にかけてあげるといいかもしれません。
嗅覚の低下
嗅覚が鈍くなると食べ物への気づきが遅くなります。
食事のとき小さいころは飛んで来たのに、歳を重ねてからはゆっくりと来るようになったり呼ばないと来なくなったりするのは好きな食べ物であっても匂いを感じにくくなってしまっているのが原因です。
匂いを感じないというのは食欲にも繋がってしまい、ご飯を食べなくなってしまうこともあります。
そんな時はフードにお湯をかけることで風味を際立たさせたりとした工夫が必要になってきます。
聴覚の低下
人間同様、犬・猫も加齢に伴い音が聞こえにくなります。
そうなると飼い主が呼びかけても呼ばれたことに気づかないので反応しなくなってきます。
急に死角から触ったりすると驚くので、なるべく視界に入る位置から触れ合うようにしてあげて下さい。
筋力の衰え
筋力が衰えてくると、犬の場合だと長時間の散歩を嫌がるようになります。
また犬・猫どちらもオモチャを与えてもあまり遊ばなくなったり、一日寝ていることが多くなります。
また、筋力は膀胱や肛門にも関係してきて、トイレに間に合わないことでおもらしすることが増えてきます。
寝床にトイレシーツを敷いてあげたりオムツをはかせてあげるなどの介護が必要になってきます。
他にも歯周病や歯槽膿漏や、口腔内の環境をうまくコントロールできず、口臭が強くなったりといったことが症状として出てきます。
犬・猫ともに生きているスピードが違うのでまだ若いと思っていてもあっという間におじいちゃんおばあちゃんになります。
飼い主が老化のサインを見逃さず手厚いケアをしてあげることがペットの長生きに繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、犬・猫の平均寿命について紹介させて頂きました。
最後にちょっとした余談ですが、最も長生きしたギネス記録として犬は31歳、猫は38歳という記録が登録されています。
愛情に愛情に愛情を注げば、ペットもこれだけ長生きするという例があるのはペット愛好家の方にとっては希望となりますね。
但し、老犬、老猫になってくると人間と同様に介護が必要になってきます。
食事にも気を配り、トイレのお世話もすることになります。
通院の出費もかさむでしょう。
しかし大好きなペットの為なら苦に感じないという方が大半です。
大変さはあるが、しあわせな時間を少しでも長く過ごせることを応援しています。