ペットの四十九日法要について
ペットの四十九日法要
仏教では亡くなってから四十九日を境に魂が成仏すると考えられています。
魂が来世でどのような世界に行くか決まるとされる大切な日です。
最近はペットが大事な家族の一員として認識されてきており、ペットの四十九日法要を行ってくれるお寺やペット葬儀会社が増えてきています。
向こう側に旅たつペットが気がかりという方は四十九日法要を考えてみては如何でしょうか?
また飼い主さんはペットの四十九日を行う事で亡くなった悲しみに一区切りをつけ、普段の生活に戻るきっかけになる日でもあります。
四十九日法要の流れ
四十九日を行う場所や規模によって準備する事は大きく異なります。
どのような規模で四十九日を行いたいか事前に決めておきましょう。
本格的に行う場合
- 四十九日法要を行っているお寺や会社へ連絡
- 会場・僧侶・会食の手配
- 参列者への案内状
その他、参列者への引き出物の準備、お布施の用意、お墓への彫刻なども行います。
自宅で行う場合
知人等を呼んで行う場合は、
- 僧侶の手配
- 会食の手配
等が必要になります。
身内だけでひっそりと行う場合は、僧侶を読んでお経を読んでもらうだけでも良いでしょう。
ペットの四十九日でする事
人間と同じでペットの四十九日も同じような形で行われます。
以下すべての行程を行う必要はありませんので、ご家族で話し合ってスケジュールを設定しましょう。
読経
ペット霊園に埋葬している場合、霊園でお経を読んでくれる場合があります。
ご自宅で行う場合でも僧侶に依頼をすればお経を読んでいただけます。
お墓参り
お墓がある場合は、お墓に手を合わせお供え物や線香をします。
納骨
地域や宗派によって異なりますが、人間同様で四十九日まで遺骨を自宅に安置することが良いとされています。
四十九日ではお墓や納骨堂へ遺骨を納骨して供養する事が一般的です。
※ペットの場合、遺骨を必ずお墓や納骨堂へ納骨しなければいけないルールはありません。
会食
身内のみ行う際は必要ありませんが、知人などを呼んだ場合、会食の手配が必要になります。
ペットとの思いで話をしながら食事をしてみて良いでしょう。
ペットの四十九日法要時に送りたいご供養花
ご供養花についていくつかポイントを挙げます。
- ペットとの思い出のあるお花を選ぶ
- 今の季節に合ったきれいなお花を選ぶ
- 花言葉を意識して選ぶ
- 長期間飾れるお花を選ぶ
などです。
生花はみずみずしく綺麗ですが、数日で枯れてしまいます。
そのためプリザーブドフラワーのような加工花を選ぶと、長期間飾る事ができおすすめです。
以下にいくつか候補をあげますので参考にしてください。
カーネーション
花言葉は「無垢で深い愛」になります。
ご供養花として捧げるのであれば白いカーネーションが良いでしょう。
開花時期:2月~5月頃の冬から春
ひまわり
ひまわりは太陽を見つめ太陽を追う事から「憧れ」「あなたを見つめている」などの花言葉があります。
開花時期:7月~8月頃の夏
スイートピー
花言葉は「別離」「門出」になります。
ペットとのお別れの際にはピッタリなお花かもしれません。
開花時期:4月~6月頃の春
チューリップ
花言葉は「思いやり」になります。
その他「愛の告白」や「愛の芽生え」などの花言葉もあります。
開花時期:春頃
バラ
花言葉は「心から尊敬」「あなたを愛しています」「純愛」等になります。
開花時期:5月~11月頃
カスミソウ
花言葉は「親切」「幸福」「無邪気」等になります。
開花時期:6月頃
いかがでしたでしょうか?
今回は、ペットの四十九日法要についてについて紹介させて頂きました。
大切なペットが亡くなった場合、最後まで供養してあげたいと思うのは当然の事です。
但し人間と違ってペット供養に決まりはありませんので、ご自身にあった方法で供養してあげましょう。