ハムスターが亡くなったらどうする?
物件を選ばず、犬や猫に比べると世話がしやすいとされペットとして人気のあるハムスターですが、実はハムスターの平均寿命は2〜3年と非常に短命です。
病気または寿命で死期を迎えそうなハムスターには非常に分かりやすい特徴があります。
それは見ただけで直ぐに分かるものばかりで、毛並みが悪化し、ずっと寝て過ごすようになり、食欲の低下、体重の減少、目が濁って、歩くことが困難になりよく転ぶといった状態に徐々になってきます。
天寿を全うする形でこれらを迎えたなら大往生といって良いと思います。
しかし短命であるとはいえ、家族の一員だったハムスターが亡くなった際は悲しく喪失感に襲われることかと思います。
しかし、ハムスターが安心して飼い主様の元から旅立てるように、しなくてはいけないことがいくつかあります。
ここではハムスターが亡くなったらどうするかについて分かりやすくまとめましたので良ければ参考にしてください。
今回は、ハムスターが亡くなったらどうするかについて紹介させて頂きます。
ハムスターが亡くなった際に飼い主がやらなければいけないこと
冒頭でもお伝えしましたが、ハムスターの寿命は2〜3年と短く老化を止めることはできません。
なので、いずれお別れの時が来てしまいます。
飼い主による健康チェックや、ケージ内を常に清潔に保つこと、温度管理を徹底する、ストレスを与えないなどのコツで1日でも長生きさせることは可能ですが、お別れの時が来てハムスターが亡くなった際に飼い主がやらなければいけないことを3点解説するので是非覚えて下さい。
1.ハムスターの生死を確認
ハムスターは寒いと、疑似冬眠という冬眠状態に入る生き物です。
一見亡くなっているように見えますが実は生きているということもあります。
もし10度以下の環境でハムスターが動かなくなってしまったら、呼吸の有無と死後硬直で判断して下さい。
呼吸があり硬直してなければ、じんわり温めてあげて下さい。
室温が低い場合は、そのまま低体温で亡くなってしまうケースもあります。
ドライヤーなどで直接急激に暖めると心臓に大きな負担となるので、室温を20度以上にして、手のなかに包み込んで体温の熱で温めてあげて下さい。
それで目が覚めたのなら嬉しい限りでしょう。
2.遺体を安置する
残念ながら呼吸も無く死後硬直も見受けられて亡くなっていた場合は、とても残念ですが処分してもいいタオルに包んで遺体を安置させてあげます。
ハムスターが亡くなっていたら、出来るだけ早く供養してあげて下さい。
ハムスターに限らず動物は亡くなると腐敗が進みます。
発泡スチロールのクールボックス中にドライアイスや保冷剤を入れることで腐敗を2〜3日遅らせることは出来ますが、もし外傷がある場合はそこから菌が増殖し腐敗が進みやすいですので、悲しいですが衛生上早めの火葬、または早めの埋葬が求められます。
3.供養する
ハムスターが亡くなった際は悲しく何も考えたくないという気持ちになりますが、飼い主は供養方法を選ばなければいけません。
ハムスターの代表的なお別れ供養は3つです。
- 自宅の庭に土葬
- 火葬業者または自治体で火葬を行う
- プランター葬
庭に埋める、火葬を行うは殆どのかたがご存知かと思いますので今回割愛させて頂きます。
聞き慣れないプランター葬というのは小型のペットに適した埋葬方法で、大きな植木鉢やプランターを使った埋葬です。
プランターを設置出来るスペースがあればアパートやマンションなどの自身の所有する土地がなくても埋葬することが可能です。
「自然に還してあげたいけど庭がない」という方におすすめです。
小さなプランターや植木鉢などですと埋葬後に腐敗臭がもれてきてしまうので、大きめのものをおすすめいたします。
アパートやマンションなどの賃貸にお住まいの方は、引っ越しなど先のことも考えてプランターのサイズをあまり大きなものを設置できないでしょう。小さなプランターや植木鉢に埋葬をお考えの場合は火葬をしてから遺骨を埋葬してあげるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ハムスターが亡くなったらどうするかについて紹介させて頂きました。
ハムスターは、犬や猫に比べると賃貸物件で厳しい条件も設けられておらず、コンパクトなスペースで飼育ができ、コストもあまり掛からないので世話がしやすいペットとして人気がありますが、命あるものやっぱりいつかお別れがやってきます。
犬や猫などが15年前後まで生きるのに比べてハムスターの平均寿命は2〜3年と短いです。
しかし、どんなに短い期間でも、愛するペットはたくさんの思い出を残してくれます。
正しい安置であれば、2〜3日ほどは遺体をきれいな状態で保存することができますがなるべく早く土葬か火葬を執り行いましょう。