ペットが亡くなった時火葬するタイミングは?
生前からペットが亡くなった際の事を考える事は控えたいと思う方も多いですが、火葬のタイミングを間違えると様々な弊害も生じます。
今回はペットが亡くなった時、いつどのタイミングで火葬をしたらいいのかを考えてみましょう。
火葬は死後、何日頃までにしたら良いのか
結論から申し上げますと、ペット火葬をするタイミングに決まりはありません。
ペットの火葬・葬儀を行うまでにご自宅での安置期間はおおよそ1日~2日ほどとされています。
季節等により一概には言えませんが、夏場は最大でも3日、冬場でも5日以内には火葬してあげる事が良いでしょう。
ペットの死後、遺体はどうなる?
ペットが亡くなると、時間と共に少しずつ冷たくなり硬直していき、内臓の腐敗も少しずつ進んでいく事により、ガスが充満することで鼻や口、肛門などから体液や血が出てきます。
ペットが亡くなったら、まずはタオルやブランケットを敷き、ご遺体を安置します。
ペットの首元やお腹等にに保冷剤を当て、少しでも腐敗を防ぎましょう。
火葬のタイミングは?
亡くなったと思っても、まだ生きている可能性もありますので、ペットの場合も人と同様、死後一晩は火葬を待たれたほうが良いでしょう。
人の場合、息を吹き返す可能性がある事から、死後24時間以内の火葬は禁じられています。
病院で死亡が確定している事を確認されても良いでしょう。
毛を切っておいたり、たくさん撫でたりして一晩はゆっくりペットと過ごしましょう。
亡くなった当日の夜をお通夜とし、そして翌日以降に火葬をしましょう。
ご家族が揃う時
ご家族全員に見送ってもらえる事は、ペットにとっても幸せな時間になります。
火葬業者のスケジュール
比較的民間の火葬業者は年中無休で受け付けている所が多いため、柔軟な対応をしてもらえますが、ご希望の日に対応できない場合もあります。
早めにスケジュールを組み依頼をしましょう。
自治体の場合は、平日のみの対応が多く、また早朝や夜は対応してもらえないと考えて良いでしょう。
ペット火葬のタイミングを逃すとどうなるか
臭いがひどくなる
ペットが亡くなった後、日数とともに腐敗が進み臭いがひどくなります。
ご近所への影響も考えられますので、少しでも臭いを感じたら火葬のタイミングです。
体液が出る
血液やリンパ管が破れて、ペットの鼻や口などから体液がでる場合があります。
ご遺体の硬直が進んでいると考えるタイミングになります。
目元が陥没してくる
死後日数の経過とともに、目元が徐々に陥没していきます。
ペットが元気だった頃の姿と変わってしまいます。
目の陥没の症状が少しでも出てきたら火葬のタイミングかもしれません。
お腹が膨らんでくる
こちらも目元の陥没同様、お腹の中のガスが貯まってきて、日数とともにお腹が膨らみ始めます。
お腹に貯まったガスはいずれ外に排出されるため臭いも強くなります。
お腹の膨らみがでてきたら、火葬のタイミングかもしれません。
まとめ
ペットを火葬するタイミングは人それぞれです。
ペットをお見送りする事に前向きになれたタイミングで行うのが良いでしょう。
また亡くなる前に火葬業者を探しておくと慌てずにすみ、ペットとのお別れの時間に集中できます。
ペットが亡くなった際に火葬を行うことは飼い主様にとって大きな決断になるかと思います。
後悔のないお別れをして頂くことが、ペットにとって何よりもの供養に繋がります。
飼い主様にとっても後悔がないようにペットのお見送りができる事を願っています。